補足

今回のと学会の件、わかりやすく例えをみていただきたい。

『DOCUMENT氏はなんと伊藤剛氏の擁護を始めたのです。

伊藤氏と言えばニフティーのフォーラムでイタイ発言を連発した問題人物として知られています。(当時のフォーラム参加者から伊藤(バカ)君と呼ばれていたことを例に挙げましょうか)』

これが、伊藤氏の正当な評価と言えるでしょうか?
伊藤氏の功績を語らずに、問題点のみを述べている。
これでは伊藤氏を誤解する人が出てきてしまう。
このような一方的で、敵意むき出しの評価が許されるわけがない。
伊藤氏はこれと同じ事をと学会に対して行ったのです。

>「と学会」といえば、他人のことは細かくあげつらい、笑い者にする一方、身内には甘い集団として知られています

一体どこでそんな知られ方をしているというのでしょうか?
一般的にはと学会は、トンデモ本を楽しむ会として知られているはずです。
この文面は意図的にと学会の活動をねじ曲げようとしている。
あるいは、こんな知られ方をしているごく少数の集団に対してリップサーヴィスを行っているかどちらかです。
そして、意図的にと学会を問題集団であるように誘導した上で

>陰では岡田氏たちと「伊藤のやつ、こんなことを言ってましたぜ。困った男ですね」などと笑いあってるのではないかと疑っても仕方のないところだと思います。

と、続けている。
つまりと学会は『他人のことは細かくあげつらい、笑い者にする』集団だから「伊藤のやつ、こんなことを言ってましたぜ。困った男ですね」と陰口を言っているのではないかと言っているわけです。
これが本当に正当な評価ですか?
と学会は『他人のことは細かくあげつらい、笑い者にする』だけの集団ですか?
どう考えても結論ありきで書かれているとしか思えない悪質な作為的誘導が見られます。
岡田氏を悪者にするために、その所属団体にまでケチを付けるというのはいささかやり過ぎです。
そして、ついでに言えば岡田氏は現メンバーではないし、NHKの担当者の方はと学会のメンバーではない一ファンであることも後に判明します。
結局、伊藤氏は裏付けも取らず、ただ自分の思いこみだけでこの文章を書いたわけです。
それもブログという公の場で声を大にしてです。
これが被害妄想ではなくてなんだというのでしょうか?
全く根拠のない誹謗中傷としか考えられない物です。
これだけのことをやっているのですから会員の方が怒鳴り込んできても仕方がないことだと思います。
勿論「伊藤(バカ)君」という言い方を肯定する物ではありませんが、事の発端はと学会を誹謗中傷した伊藤氏に責任があるのです。
そしてそれならば、『「mindy9」という人の書き込みですが、この呼びかけ方は、ぼくに対して侮蔑的なものです』と言いつつ『他人のことは細かくあげつらい、笑い者にする一方、身内には甘い集団として知られています』というと学会に対する侮蔑をしていることの責任はどこに行くのでしょうか?

切なくなった。

>今回、僕が裁判に訴えるに至るまでは、むしろ十分すぎるくら
>いの時間がありました。唐沢俊一氏の僕への中傷は、昨年12月の
> 「サイコさんからの手紙」 から始まっているわけですから。
>唐沢氏の原稿にある 「伊藤」 の像は、大きく歪められています。
>それも、第三者が参照できない、 「言った、言わない」 になるような場
>所での発言を、大きくねじ曲げて書いたものです。
>読者のいくらかは、そこに書かれた 「伊藤」 像を事実だと思ってしまう
>でしょう。そのように書かれています。
>しかし、最初の 「サイコさんからの手紙」 から一年近く、僕は唐沢氏の
>ことを放置し続けてきました。
>そこには、岩田さんのおっしゃるのと、ほぼ同じ考え方もあったわけで
>す。つまり、何年もかかるだろうけれども、自分の仕事を真摯に続けて
>おればよい、という態度です。
>ところが、唐沢氏の中傷は、度を重ねるどころか、内容をエスカレート
>させ、どんどん事実からは離れていく。
>こっちとしては、唐沢氏とはもう何の関係もないのに、一体これはどう
>いうこと? 俺、何もしてないじゃん! ということになります。
>第一 「国際おたく大学」 が出るまでの間、僕は唐沢氏に対して批判的な
>ことすら、何ひとつ発表していないのですから。
>* 「オタクから遠く離れてリターンズ」 は、 「国際おたく大学」 以降の
>  もの。
>かてて加えて、唐沢氏らの言説の尻馬に乗って、僕の仕事に対して、批
>判にも何にもなっていない罵声を浴びせるお調子者まで出てくる始末。
>直接、攻撃をしかけて来なくても、唐沢氏の物言いの尻馬に乗る輩の存
>在は、何人か確認しています。
>こういう状況が、一年近く続いていた訳です。
>普段から、できるだけ気にしないようにはしていたのですが、これは相
>当なストレスです。しかも、東浩紀氏や、交際している女性のことまで
>書かれている。
>これが、僕が公に発表した言説への批判ならば別ですが、彼はほとん
>ど一切、僕の仕事に対する批判はしていない。
>つまり、彼は、一年ほどの間、ほとんど何も、僕に関する新しい情報も
>何もなく、中傷をただただ、書き続けたということです。
>まったく、どういうこと? これは? の嵐です。
>まったくもって不条理な状況です。
>ほんっっっとうに、嫌でした。
>それでも、一年近くは我慢に我慢を重ねていたわけです。
>まあ、そのうち止めるだろう。彼の側にはもう、新しく動機づけになる
>ようなことはないだろうから、と思っていました。
>しかし、彼は止めない。内容はエスカレートするものの、言っているこ
>とのトーンは一緒です。
>何で、こんなにしつこいのか????

今回の件で色々調べているうちにこのような文章を発見しました。
どうやら先の裁判の時期に伊藤氏が書かれた物だそうです。
愕然としましたこの文章の唐沢氏の所を伊藤氏、伊藤氏の所をと学会に置き換えると見事の今回の件に符合してしまう。
正直怖くなりました。

>かてて加えて、唐沢氏らの言説の尻馬に乗って、僕の仕事に対して、批
>判にも何にもなっていない罵声を浴びせるお調子者まで出てくる始末。
>直接、攻撃をしかけて来なくても、唐沢氏の物言いの尻馬に乗る輩の存
>在は、何人か確認しています。

このくだりなど、今まさに行われていることそのものです。
なんだか悲しくなりました。
痛みを知るものが同じ痛みを他人に味あわせようとしている。
以前嫌悪した人間と同じ過ちを繰り返す。
いつの世も結局変わらない、いや当事者同士でない以上、もっと現状はひどくなっている。
本当に悲しくなるばかりです。
そしてもう一つ、今の私の論調が何となく以前の伊藤氏の論調に似ていることにも驚きを隠せません。
ついつい歴史は繰り返すとつぶやいてみたくなりました。

正直がっかり

和解の成立なんて言うのは予想できていたんです。
こうなることは予め解っていた事。
だからこそ、と学会とかにも謝罪しやすいように、唐沢ウォッチャーを牽制していたんですが謝罪する気など無くてうやむやにする気みたいですね。
所詮はその程度だったと言うことなのでしょうが、誠意があると期待した自分が悪かっただけなのでしょうね。
残念であり、がっかりです。

シンプルケース

今回の件をまとめると、一言ですむんです。
岡田氏の意向により伊藤氏が番組に出られなかった。
それだけです。
何故岡田氏は出さなかったのか?
以前に確執があったから。
それだけです。
岡田氏に対する批判があるのだとしたら。
過去のことをいつまで根にに持って狭量なんじゃないか?
それだけです。
たったこれだけのことなんです。
他の要素なんてどこにも入る余地はないんです。
と学会や唐沢氏なんてどこにも引っかかりません。
それでもあえて何故と学会や唐沢氏の事を書いてしまったのか。
作為的な誘導があるようと思うのは思い過ごしでしょうか?

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い

正直な話、昨日すべて書き終えていたと思っていたんです。
「と学会云々」は、ただの与太話だと思ってスルーしていたんです。
大体、だから何?って話ですよね。
岡田氏がと学会で、番組担当者がと学会のバッジを付けていたと。
どこに問題があるのでしょう?
繰り返しますが10年以上続いた番組ですよ。
岡田氏と担当者がバッジのやりとりとかしていておかしいですか?
普通の場合と学会のバッジを付けていた方が話がスムーズなんじゃないですかね?
マンガ夜話の担当者がと学会のバッジをつけてオファーに来たりしたら僕なら小躍りします。
サムアップですよ。
なんか解ってる感があって面白いじゃないですか。
と学会のバッジって解ってるマニアックな著名人にはそう言う物だと思います。
営業活動には結構使えるアイテムじゃないでしょうか?
結局その程度の物です。
決して組織だったものではないはずです。
取るに足らないものだと思っていたんですがどうもここに注目される方が多いのですよね。
文章的には蛇足の部分だと思うんですが、なんなんでしょうね。

来訪される方に

もし、伊藤氏のページからここに来る方がいるかもしれないので一応コメントを置いておきます。
初めて私がこの件を見たのはどこかのニュースサイトだったと思います。
個人的にBSマンガ夜話よつばとも好きなんで、こういういざこざは表に出して欲しくないなと言うのが感想でした。
ただ正直、伊藤氏と言う方を全く存じ上げていませんでした。
一体どんな方なのだろうと、色々調べていくうちにご本人のサイトを見つけ、そこで今回の顛末を見ることとなりました。
見た感想は?という感じでした。
単純にNHKも岡田氏も普通の対応をしていると思ったからです。
番組の趣旨から考えればわざわざ、レギュラーメンバーと確執がある人間を使う必要はない。
伊藤氏にその気が有るか無いかは別にして、生放送中に和解だとか謝罪だとか言われても困ってしまう。
そう言うリスクを考えれば、伊藤氏に今回キャンセルしていただくことになったのは至極普通の流れだったのではないかと思います。
で、その後キャンセルを聞いた伊藤氏は下記のことを岡田氏に伝えてもらってるわけですよ。

>なんらかの形で岡田さんから謝罪があれば、一連のことを水に流してもよいこと

この時点でおかしくありませんか?
なんでこんな高飛車なんでしょう?

>名誉毀損裁判(伊藤を原告とし、唐沢俊一岡田斗司夫氏、光文社を被告とする。99年「誹謗中傷的」という文言を含む謝罪文の掲載という条件で和解)

とご自分でも書いているのに、なぜ今更また謝罪をしないといけないのでしょうか?
理解しかねます。

>岡田氏が被害者でぼくが加害者なら、一も二もなくゲスト出演をさせないのは道理でしょうが、実際には立場は逆です。

逆だからどうだというのでしょう?
加害者には負い目があるから、出演させないといけないとか思っているならそれは傲慢という物です。
相手の立場を良く理解されていないように感じました。

さて、ここから先は個人的な意見なのですが、そもそもなぜ、伊藤氏がこのオファーを受けてしまったのかが判らない。
10年以上ほとんど岡田氏がメインコメンテーターで、やっている番組ですよ。
それも、自分が裁判までして謝罪させた男がいる番組ですよ。
それもまだ、謝罪しろと思ってる男ですよ。
普通行かないんじゃないですかね?
行くにしても、オファーを持ちかけた制作会社の方に事情説明するべきだったんじゃないでしょうか?
こういう確執があるんですが行っても良いんでしょうか?という一言があっても良かったと思います。
まだ被害者意識が抜けないのかもしれませんが、一応ゲストとして行くわけですから、岡田氏に対しても「今度伺うことになりました」と連絡を入れるのが筋じゃないですかね?
通常こういう事を大人の対応と言うのだと思います。

元々そういう礼儀を欠いた状態でいたにもかかわらず「最大限の譲歩をしました。」などと言われると、えっ?という感じになります。
もう少し周りが見えていたらこんな結果にはならなかったのにと思うと残念でなりません。