切なくなった。

>今回、僕が裁判に訴えるに至るまでは、むしろ十分すぎるくら
>いの時間がありました。唐沢俊一氏の僕への中傷は、昨年12月の
> 「サイコさんからの手紙」 から始まっているわけですから。
>唐沢氏の原稿にある 「伊藤」 の像は、大きく歪められています。
>それも、第三者が参照できない、 「言った、言わない」 になるような場
>所での発言を、大きくねじ曲げて書いたものです。
>読者のいくらかは、そこに書かれた 「伊藤」 像を事実だと思ってしまう
>でしょう。そのように書かれています。
>しかし、最初の 「サイコさんからの手紙」 から一年近く、僕は唐沢氏の
>ことを放置し続けてきました。
>そこには、岩田さんのおっしゃるのと、ほぼ同じ考え方もあったわけで
>す。つまり、何年もかかるだろうけれども、自分の仕事を真摯に続けて
>おればよい、という態度です。
>ところが、唐沢氏の中傷は、度を重ねるどころか、内容をエスカレート
>させ、どんどん事実からは離れていく。
>こっちとしては、唐沢氏とはもう何の関係もないのに、一体これはどう
>いうこと? 俺、何もしてないじゃん! ということになります。
>第一 「国際おたく大学」 が出るまでの間、僕は唐沢氏に対して批判的な
>ことすら、何ひとつ発表していないのですから。
>* 「オタクから遠く離れてリターンズ」 は、 「国際おたく大学」 以降の
>  もの。
>かてて加えて、唐沢氏らの言説の尻馬に乗って、僕の仕事に対して、批
>判にも何にもなっていない罵声を浴びせるお調子者まで出てくる始末。
>直接、攻撃をしかけて来なくても、唐沢氏の物言いの尻馬に乗る輩の存
>在は、何人か確認しています。
>こういう状況が、一年近く続いていた訳です。
>普段から、できるだけ気にしないようにはしていたのですが、これは相
>当なストレスです。しかも、東浩紀氏や、交際している女性のことまで
>書かれている。
>これが、僕が公に発表した言説への批判ならば別ですが、彼はほとん
>ど一切、僕の仕事に対する批判はしていない。
>つまり、彼は、一年ほどの間、ほとんど何も、僕に関する新しい情報も
>何もなく、中傷をただただ、書き続けたということです。
>まったく、どういうこと? これは? の嵐です。
>まったくもって不条理な状況です。
>ほんっっっとうに、嫌でした。
>それでも、一年近くは我慢に我慢を重ねていたわけです。
>まあ、そのうち止めるだろう。彼の側にはもう、新しく動機づけになる
>ようなことはないだろうから、と思っていました。
>しかし、彼は止めない。内容はエスカレートするものの、言っているこ
>とのトーンは一緒です。
>何で、こんなにしつこいのか????

今回の件で色々調べているうちにこのような文章を発見しました。
どうやら先の裁判の時期に伊藤氏が書かれた物だそうです。
愕然としましたこの文章の唐沢氏の所を伊藤氏、伊藤氏の所をと学会に置き換えると見事の今回の件に符合してしまう。
正直怖くなりました。

>かてて加えて、唐沢氏らの言説の尻馬に乗って、僕の仕事に対して、批
>判にも何にもなっていない罵声を浴びせるお調子者まで出てくる始末。
>直接、攻撃をしかけて来なくても、唐沢氏の物言いの尻馬に乗る輩の存
>在は、何人か確認しています。

このくだりなど、今まさに行われていることそのものです。
なんだか悲しくなりました。
痛みを知るものが同じ痛みを他人に味あわせようとしている。
以前嫌悪した人間と同じ過ちを繰り返す。
いつの世も結局変わらない、いや当事者同士でない以上、もっと現状はひどくなっている。
本当に悲しくなるばかりです。
そしてもう一つ、今の私の論調が何となく以前の伊藤氏の論調に似ていることにも驚きを隠せません。
ついつい歴史は繰り返すとつぶやいてみたくなりました。